「お口ポカン」という言葉を
ご存知でしょうか?
読んで字の通り、いつもお口が空いている状態のことで、近年この症状を持つお子さんが増えています。
お口ポカンが怖いのは、さまざまなトラブルを引き起こすこと。
もしかしたら、お子さんのお口トラブルは、お口ポカンと深い関係があるかもしれません。
お口ポカンが引き起こすトラブル
「お口ポカン」はこのようなトラブルを引き起こす原因にもなります。
むし歯
汚れを落としたりむし歯を退治してくれるだ液の分泌量が減り、むし歯や歯周病になりやすくなります。
口臭
だ液の分泌量が減って口の中が乾燥すると、においの原因となる細菌が増えることで口臭が強くなります。
ウイルス感染
口呼吸になることでウイルスが体内に入りやすく、インフルエンザなどに罹るリスクが高くなります。
顔のゆがみ
かみ合わせが悪くなることで顎の骨やなどに悪影響を及ぼし、顔の印象が変化していくことがあります。
口唇閉鎖力測定の重要性
「口唇閉鎖不全症」は安静時に口唇が開いている状態を指します。幼少期から適切な食習慣を身に着け、食行動に大きく影響する口唇閉鎖不全を検査し、早期に改善すれば小児の健全な発育と将来のメタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の予防に繋がります。
さらに口呼吸、鼻閉、気道閉塞、いびき、アレルギーなどの軽症化の可能性も指摘されており、幼少期からの口唇閉鎖に関する簡単かつ客観的な検査は不可欠です。
定期的に口唇閉鎖力測定を行うことで、小児の発達状態を確認し、
口唇閉鎖不全症を防ぎましょう。
口唇閉鎖力測定器 りっぷるくん
歯科ながしまクリニックでは、日本小児歯科学会と松風が共同開発した口唇閉鎖力測定器「りっぷるくん」を採用しています。
当クリニックでの治療
簡易的な道具(¥3,000~¥5,000くらい)を購入していただき、お口を閉じる訓練を行います。またそれをご自宅でも継続していただき、りっぷるくんにて数値化していきます。