顎関節症とは
みなさんは、顎ががくがくしたり、お口を開ける時に痛みを感じたりしたことがあると思います。これは顎の関節の上にあるクッションの役目をしている関節円板のズレが原因なのです。
では、なぜ関節円板がずれるのでしょうか?
① 歯ぎしり、くいしばりなどの口腔習癖、咬み合わせの悪さ・・・
これに関してはマウスピース(保険で3300円弱(税込))で対応します。
② 姿勢が悪いことによる顎のズレ。頸椎(首の骨)のズレは姿勢にかなりの影響を与えます。
不良姿勢が 頸椎のズレを起こし、頸椎のズレが顎の位置をずらし、顎のズレが関節円板のズレを起こします。
③ 事故などの強い衝撃
④ ストレスなどによる心理因子
当クリニックでは②を重要視し、全身を診ながら治療したいと考えております。
これは、今まで咬み合わせの治療だけを行っても改善しないという経験に基づきます。当クリニックでまず、姿勢指導をさせていただき、全身のゆがみに関しては「ふく山接骨院」さんをご紹介させていただき、協力しながら治療にあたっていきます。
治療の流れ
お口の検査
レントゲン撮影
下顎頭の形態、咬みぐせの確認、それぞれに基づく説明
EMGスキャナーによる筋緊張の評価
マイオモニターを使用して痛みの緩和処置(30分間)
EMGスキャナーによる筋安静の評価
姿勢に関するアンケートを書いて頂きます
説明
ふく山接骨院さんにて全身のゆがみのチェック、治療
必要に応じてスプリント治療(マウスピースによる咬み合わせの治療)
これでも良くならない時は、難症例として大学病院を紹介させて頂きます
マイオモニター
マイオモニターとは、持続時間0.5ミリセカンド、電圧11~12ボルトの低周波パルスを1.5秒に1回発生する装置で、神経を電気刺激し、筋肉の緊張を緩和し、筋リラクゼーションがはかれる理学治療装置です。口が痛くて閉けられない時に効果を発揮します。
マイオモニターの効果
① 三叉神経と顔面神経支配下の筋に不随意の筋収縮をおこさせる
② 過度の緊張をしている筋肉から、乳酸や老廃物が洗い流される
③ 脳内モルヒネ様物質のエンドルフィンが産生され、顎の痛みが和らぎます
治療法は簡単
電極を両側の顎関節に取り付けて、30分間電流を流すだけです。
痛みもなく、安心して使用できます。保険適用です。
顎関節のアンケート
このアンケートを元に何が顎関節症の原因であるかを探っていきます。
以上、プリントアウトしてお持ちいただければ、生活習慣の注意点についてもご説明させていただきます。