10年たって、私が思うこと
開業して10年、今私が歯科治療について思うことを書いてみます。
歯科ながしまクリニックはH27.4.17をもって、開業10周年を迎えることができました。これもひとえに来院して下さる皆様のおかげです。
今後も、地域のホームドクターとして、皆様の頼りになれる存在になれるように努力してまいります。
この10年の間、たくさんの患者さまにご来院いただきました。私も全力で治療にあたってきました。
その結果何となく見えてきた特徴があります。それをお伝えできたらとこのページを作りました。
お母さん、お父さんのお子さまの歯に対する関心が非常に高いです。
お子さまの虫歯が非常に減ってきています。これは本当に喜ばしいことです。
その原因として、お母様、お父様の虫歯予防に対する知識が非常に高いことです。
フッ素を塗りに来て頂くお子様も非常に多いですし、熱心に生活習慣について質問されたり、衛生士によるブラッシング指導をしっかり聞いて頂いたり、本当に素晴らしいと思います。
ぜひ継続して頂けたらと思います。
お仕事などお忙しくて、虫歯を放置してしまい、抜歯になってしまう場合が多いです。
虫歯は、「あれ?何かおかしい」と感じた時にすぐに歯科を受診することが一番です。
まず、虫歯が軽度であると、神経をとらなくて済むことになり、来院回数が少なくて済む、そうすることによって治療費がかからない、そして何より歯の寿命が長くなります。
神経をとりますと、根がおれやすくなったり、根の先が膿みやすくなったり、非常にやっかいな事が多くなります。
また、神経をとる治療の途中で来院をやめてしまったり、痛いのを我慢して、神経が死んでしまい、そのまま放置したりすると、痛みがないため、虫歯がどんどん進行して、根まで虫歯で軟らかくなり、ついには抜歯に至ってしまいます。
いつも私はここで、もう少し早くお越し頂ければ歯を残せたのになあと悔しい思いをします。
歯医者は、痛くて怖いというおもいからどうしても足が遠のいてしまうところですが、やはり虫歯の治療はどうしても早めに行うことが1番です。
私はなるべく、痛くなく患者さまにわかりやすい治療を心がけております。
どんな小さなことでも構いません。何かお口に異変を感じましたら早目にお電話ください。
奥歯がない状態で、そのままにしている患者様が見受けられます。
奥歯がないということは、何らかの原因で抜歯が行われたということになります。
まず奥歯がないと、咬んでいる対面の歯が下りてきたり浮き上がってきたりします。
その結果咬みあわせ面がばらばらになり、よく咬めなくなり、ひどくなると対面の歯も抜かないといけなくなる場合があります。
また前歯で物を咬まざるをえなくなり、前歯が負担荷重で揺れてきてしまいます(歯周病をつくるようなものです)。
また姿勢も悪くなり、それが内臓の働きも悪くしてしまいます。いいことは1つもありません。
奥歯がない状態であることに「はっ」と気づいたら、必ず、入れ歯かインプラントなどで、咬み合わせを回復してください。
そして、そのような状態になってしまう「抜歯」を避けるために、虫歯の治療は早目に行ってください。
歯周病の患者さまが多いかもしれません。
詳しくは歯周病のページをご覧下さい。
歯周病は、感染症(歯石・プラーク)でありますが、それがすべての原因ではありません。
姿勢・栄養・生活習慣・タバコなど複雑な原因がからみあって起こります。
ただ、どうしても歯石を除去することは最低限必要になります。当クリニックには、患者様が気軽に歯石除去ができるように、経験豊富な衛生士が、9人おります。
できるだけ痛くなく丁寧に歯石除去を行っております。ぜひ当クリニックのPMTCを受けてみて下さい。
非常に気持ちがいいと思いますし、何より歯周病の治療・予防にはもってこいです。
その他の歯周病の原因が考えられる時は私の方でしっかりご説明させて頂きます。